カイロプラクティックとは

カイロとは〔手〕。プラクティコスとは〔技術〕。ともにギリシャ語に源を発するこれら2つの言葉の組み合わせが〔カイロプラクティック〕と呼ぶ新しい医療の名前の由来です。その発言は、1895年、アメリカのD.D.パーマーの手によります。まさにD.D.パーマーは現代カイロプラクティックの生みの親といえるでしょう。

  人間が本来持っている生命力を100%活かすことにより、疾病の治療や予防、さらには健康管理ができないだろうかとの考えから生まれたこのカイロプラクティックは、その名の通り、手と技により脊柱及び骨格構造を調整し、さまざまな機能的異常を正常へと戻すものです。

  カイロプラクティックが発見されてから、まだ100年あまり。しかし現在、アメリカでドクターの称号を持ち、カイロプラクターとして活躍する専門家は、2万5千人を数えるほどになっています。

「将来の医学は、薬を使わず人体の骨組みを治すことによって、病気の予防をすることである。」 と語ったトーマス・エジソンの言葉通りに、カイロプラクティックはこれからの人間社会の発展と人々の健康維持に、さらに大きな貢献を成し遂げようとしているのです。

dd今日のカイロプラクティックの理論と治療法は、
アメリカ人、D.D.パーマーにより確立されました。

カイロプラクティックの神髄は哲学、理論、技術の三位一体の中にあります

  今日のカイロプラクティックの理論と治療法は、アメリカ人、D.D.パーマーにより確立されました。1895年9月18日、彼は、偶然から難聴になってしまった使用人のハーバー・リラードに、好奇心から現在で言うアジャストを試みたところ、その難聴が治るという奇跡的な体験をしたのです。そして、その体験をきっかけとして、今日のカイロプラクティックの基礎となる治療法と理論体系を確立していったのでした。さらに、彼の後を受けて、カイロプラクティックの理論と治療法を研究し、ひとつの学問としてさらに発展させたのが息子のB.J.パーマーだったのです。

  B.J.パーマーは、カイロプラクティックを哲学、芸術、科学であると定義づけ、カイロプラクティックの理論的な到達点を明らかにしています。すなわち、カイロプラクティック医療に携わる人間は、その哲学を知り、理論を学び、技術を会得してこそ、はじめてカイロプラクティックの真髄を理解することができることを語っているのです。

  この二人の大きな力によって確立されたカイロプラクティック医療の大きな特徴は、骨格構造のうち、とくに脊椎や骨盤に現れる構造異常に対して徒手を用いて矯正を行い、生体の神経生理機能の回復を図ることで健康の回復と増進を実現することにあります。こうした手技によって背骨などを矯正する技術は非常に古くから行われており、エジプト学者によれば、紀元前何百年もの昔からすでに古代エジプト人によって行われていたことが立証されています。その意味からも、カイロプラクティックは、人類の歴史とともに歩んできた医療といえるでしょう。

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